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サブスクの車は買取できる?契約タイプと買い取る方法を解説
サブスクの車は買取できる?契約タイプと買い取る方法を解説
「サブスクで借りた車が気に入ったから、このまま買い取りたいなあ」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
契約満了時にそのまま車を買い取ることができれば、乗り慣れて愛着が湧いた車を手放さずに済み、それまでのライフスタイルも変わりません。
本記事では、車のサブスクの契約方式の解説とあわせて、サブスクで借りた車を買い取る方法を説明します。
サブスクの車を買い取れるのか疑問をお持ちの方は、最後までご覧ください。
目次
サブスクで借りた車は買い取ることができる?
サブスク会社によっては、契約内容やプラン、オプション次第で契約満了時にサブスクの車を買い取れます。
しかし、車の買取に応じていないサブスク会社も存在するので、買取可能なサブスク会社を事前に調べておくとよいでしょう。
また、契約満了時にサブスクの車を買い取る可能性があるのであれば、契約タイプの選定が非常に重要です。
詳しくは後述しますが、あらかじめサブスク会社側に車を買い取る可能性がある旨を伝えておくと、適したプランを提案してくれるはずです。
車のサブスクの契約満了時の選択肢
車のサブスクは、契約満了時の選択肢が主に4つあります。
以下に、それぞれ解説します。
契約の更新
これまでと同じ条件で、サブスクの車を利用したいなら、契約を更新しましょう。
継続して契約を結び、それまで乗っていた車に乗りつづけるので、返却時の精算を先送りにできるだけではなく、次の車を探す必要もなくなります。
ただし、再契約の場合、初回よりも残価が低く設定される可能性があります。
残価とは、契約時に設定する契約期間満了時の下取り価格です。
サブスク会社は、車両本体の価格から、残価を差し引いた金額を月額料金として設定します。
そのため、再度契約する場合は、毎月の月額料金が高くなることも考慮しておきましょう。
新規契約を結ぶ
次に、それまで乗っていた車を返却して、新規契約を結び、別の車に乗り換える場合です。
車のサブスクなら、頭金が発生せず、初期費用を抑えられるので、お気軽に車を乗り換えることができます。
同じ車に継続して乗るのではなく、定期的に最新の車へ乗り換えたい方におすすめです。
車を返却し、契約を終了
車のサブスクが不要になったら、契約を終了して、車を返却しましょう。
返却する際にかかる費用も、知っておいてください。
サブスクの車の返却時には、原状回復が必須なので、そのぶんの費用が発生します。
また、契約時に設定した走行距離制限を超過していた場合、超過分の追加料金を支払わなければなりません。
くわえて、残価清算と言われる、車の返却時の査定額と残価の差額精算が行われ、査定額が残価を下回った場合、不足分は契約者が支払う必要があります。
車を買い取る
サブスクで借りていた車が気に入って、ご自身で所有したいなら、契約内容によっては買い取ることもできます。
サブスクの車を買い取るには、契約時に設定した残価を、一括で支払う必要があります。
このとき、名義変更の手続きにかかる手数料や、各種税金も発生するので注意しましょう。
ただし、あくまでも契約満了時に車の買取が認められているプランであることが前提なので、すべてのサブスクで買い取れるわけではないことを忘れてはなりません。
車のサブスクの契約タイプ
車のサブスクを利用する際、2つの契約タイプから選べます。
サブスクの契約満了時に車を買い取るなら、契約タイプごとの特徴を把握しておきましょう。
以下で、それぞれ具体的に解説するので、参考にしてください。
オープンエンド方式
オープンエンド方式は、サブスク会社と契約者が同意のうえで、残価金額を設定することができ、設定した残価は契約者に公開されます。
残価金額を高く設定した場合、月々の支払金額を安くすることが可能です。
オープンエンド方式には、契約満了時に、車の査定額が設定した残価より上回った場合、その差額を受け取れるというメリットがあります。
反対に、返却時の車の査定額が、設定した残価を下回った場合、発生した差額を契約者が支払わなければならないのが難点です。
本来、サブスクの車は返却しなくてはなりません。
しかし、オープンエンド方式で契約していれば、契約満了時に残価を支払うことで、車の買取が可能になるのです。
ほかの契約方式だと、ほとんどの場合は買取不可なので、車を買い取ることが前提なら、オープンエンド方式を選択しましょう。
ただし、オープンエンド方式で車を買い取る場合、契約期間満了時の車の査定額がいくらであろうと、契約時に設定した残価を全額支払う必要があるので承知しておいてください。
クローズドエンド方式
クローズドエンド方式は、車のサブスクの契約者に残価を公開しない契約方式です。
契約満了時の車両価格も非公開となるため、車の返却時に、残価に対する追加費用や払い戻しが発生しません。
初めて車のサブスクを利用する方には、契約満了時の車の価値にかかわらず、追加費用が発生しないクローズドエンド方式がおすすめです。
ですが、オープンエンド方式と異なり、クローズドエンド方式の場合は、原則として契約満了時の車の買取は不可です。
なかには、車を買い取れるオプションつきのサービスもありますが、すべてのサブスク会社が提供しているわけではないので注意してください。
なお、車のサブスク「MINT」が提供している「新車3年プラン」では、クローズドエンド方式を採用しています。
通常、クローズドエンド方式の場合、月額料金は高くなる傾向にあります。
MINTでは、残価が下がりにくい人気車種や人気グレードを取り扱うことで、残価を高く設定でき、月額料金を抑えることが可能です。
くわえて、走行距離制限を設け、車検がない3年契約にすることで、価格を下げたサービス提供を実現しています。
サブスクの車を買い取るメリット
ここからは、サブスクの車を買い取るメリットを紹介します。
メリット①乗り慣れた車を手放さなくて済む
乗り慣れた車を継続して使用できれば、安全運転にもつながり、安心感があります。
長期間乗りつづけたことで愛着も湧いているでしょう。
長期的に車を利用する予定で、なおかつ使用頻度が高い方にとって、慣れ親しんだ車に乗りつづけられるのはうれしいポイントですよね。
メリット②車を自由に扱える
車のサブスクは、あくまでも借りている車なので、契約中はさまざまな制限が設けられていますが、契約満了時に車を買い取れば、制限がなくなり、車を自由に扱えます。
走行距離制限がなくなるので、勘案せず長距離ドライブを楽しむことができますし、車の外装や内装をアレンジして、自分好みのカスタマイズも自由に行えます。
また、車を売却するのもご自身の自由なので、車を乗り換える際の購入資金に充ててもよいでしょう。
サブスクの車を買い取れば、何も気にせず、ご自身に合ったカーライフを送れるので、車がお好きな方にとっては非常に魅力的です。
メリット③メンテナンスされた状態で買い取れる
サブスクの車は、メンテナンスプランに加入していれば、定期的にメンテナンスが行われるため、良い状態のまま買い取ることができます。
車の外装や内装だけではなく、エンジンなどの内燃機関も、良好な状態で買い取れる場合がほとんどです。
メンテナンスが行き届いていて、車の安全性が確保されている点は、サブスクの車を買い取るメリットの一つと言えるでしょう。
サブスクの車を買い取るデメリット
サブスクの車を買い取るうえで、メリットだけではなく、デメリットも押さえておきたいところです。
以下に、サブスクの車を買い取る際の、主なデメリットを紹介します。
デメリット①各種手続きを自分で行う必要がある
サブスクの車を買い取ったあとは、名義変更やナンバーの取得、車検証の新規発行などの手続きを、ご自身で行う必要があります。
車のサブスクを契約しているあいだは、車の所有者の名義はサブスク会社なので、各種手続きはサブスク会社が行います。
しかし、サブスクの車を買い取った場合、所有者の名義は買い取った本人に変更されるため、手続きに関して、サブスク会社が関与することはありません。
車を所有する際に、必要な手続きが面倒だと感じる方にとっては、デメリットと言えます。
デメリット②これまでなかった維持費が発生する
車のサブスクで設定される月額料金には、各種税金やメンテナンス費用が含まれていることがほとんどです。
そのため、契約期間中に別途費用が発生せず、毎月の出費が管理しやすかったのに対して、車を買い取った場合は、すべての出費をご自身で管理する必要があり、手間がかかります。
また、支払いの時期もそれぞれ異なるので、より留意しなければなりません。
デメリット③サブスク会社からのサポートが受けられなくなる
当然ではありますが、車を買い取ったあとは、サブスク会社のサポートを受けることができません。
サブスク会社によっては、24時間365日のロードサービスや、相談窓口を設けていますが、そういったサポートも受けられなくなります。
そのため、車に関するトラブルが起こった際、自分自身で解決する必要があります。
契約方式によっては、契約満了時にサブスクの車は買取できる
いかがでしたでしょうか。
車のサブスクでは、2つの契約方式のうち、オープンエンド方式なら、契約満了時に残価を一括で支払うことで、車を買い取れます。
しかし、クローズドエンド方式では原則として車の買取は不可です。
ただし、一部のサブスク会社では、追加のオプションでサブスクの車を買い取れる場合があるので、事前に車を買い取る可能性がある旨を伝えておくと、契約がスムーズに進みます。
双日グループが提供する車のサブスク「MINT」では、契約満了時に、新たに車を乗り換えれば、長期的に車を利用することが可能です。
契約満了時に精算は不要なので、費用を抑えて、長く車を利用したい方は、ぜひお問い合わせください。
この記事の執筆者
「Cool MINT」コラム編集部
執筆者:川崎 (双日グループ)
モビリティ好き&クルマ選びのプロが執筆する、Cool MINTコラムページです。
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